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そめちゃんのSCOOP日記

2015年11月29日(日)~12月12日(土)
ブラジルに行ってきました
11月29日(日)まずはマイアミへ

 10月末にふってわいたようにやってきたブラジル出張の話。南米には行ったことがないし、なんか治安も悪そうで乗り気でなかったのだけど、仕事を持ってきた友人が、どんどん話を進めてしまう。どうしようかと、元NECの杉本さん、ソニーラテンアメリカの社長だった三瓶さんや毛塚さんに相談すると、絶対に行くべきという。だんだん、行く方向にモチベーションが上がっていき、InterBEE前に、ビザの入手や黄熱病の予防接種も済ませいよいよブラジルへの旅のスタートとなった。



 成田へは何時もの通り京成のスカイライナー。今回は2週間の長旅、しかも複数の取材先へのお土産と雑誌を詰め込んだら、スーツケースは20kgをオーバー。最近は、10kg程度のスーツケースの旅ばかりだったので、駅での乗り換えも大変だ。成田空港で、保険や両替をして、まずはJALでロサンゼルスへ向かう。



 JALの機内食は体に優しいという女性料理家プロデュースのハンバーグ。豆腐ハンバーグのような食感で悪くない。朝食は、JALでおなじみのエアー吉野家。この歳になると、朝から牛丼はちとつらい。



 ロスの乗り換え時間は2時間半で心配したけど、飛行機が早くついて、沢山並んでいたわりにはスムーズに入国でき、余裕でアメリカン航空のマイアミ行きに乗ることができた。マイアミには夜8時に到着。ロスとマイアミで二回の時差が付いてしまったので、もう一つ体調が良くない。9時前にエアポートヒルトンにチェックイン。あまりに疲れたので、非常用にと持参したきつねうどんをコーヒーメーカーで作っておやすみなさい。こうして、マイアミまでの長い1日が終了した。

11月30日(月)マイアミでストーンクラブ

 マイアミでは青空にゆれるパームツリーを想像していたが、朝から雨模様。ホテルで昼近くまでごろごろしてチェックアウト。12時にソニーラテンアメリカの岡田さんと待ち合わせてペルー料理店でランチを取りながら、ラテンアメリカの放送事情についてお話をうかがう。



 実は、マイアミに行ったら、この時期しか食べれないストーンクラブをぜひ食べたかったが、その有名店が月曜日はお休みということで、メニューにありそうなお店を探していただいたという。わがまま言ってすみません。



 ストーンクラブは、想像を超える美味しさ。蟹を獲ったら右のはさみだけ採って、海に戻すと来年また生えてくるという。



 ペルー料理は海鮮が主体で、どの料理も日本人にぴったりだ。海鮮チャーハンのような料理もとても美味しかった。食事をしながら、ラテンアメリカ全体の放送機器事情をお聞きし、15時前に岡田さんと別れ、ホテルからマイアミ国際空港に行き18時発のブラジルの翼TAM航空でいよいよサンパウロへ向かう。
 ここでいきなり、ラテンの洗礼を受けるむ。JALのEチケットを渡したら、窓口のおばさんが日本語は読めないので使えないと返される。エーと困った顔をしたら、ジョークジョークと笑って、一番前の広い座席を確保してくれた。ラテン恐るべし。


12月1日(火)リオのテレビグローボ

 朝5時半、ついにブラジルのサンパウロに到着。到着30分ぐらい前に入国書類が配られるが、ポルトガル語の上、字があまりに小さいので何を書けば良いのかわからない。何となく想像で書いて入国審査に臨むが、イミグレーションの窓口のお姉さんは、書類などろくに見ないでメクラ判で入国審査は終了。無事にブラジルに入国。税関も朝早いせいか誰も居ないでフリーパス。これからリオデジャネイロに行くので、税関を出たところのTAM航空のカウンターに荷物を預け国内線ターミナルに向かう。



 マイアミのTAM航空のおばちゃんは、国際線から国内線まで徒歩いくしかなく、しかも40分ぐらいかかるという説明だったが、15分程で国内線ターミナルに到着。本当にここでいいのか心配になって聞いてみるとOKだという。ラテンは大雑把というが、スケールが違うようだ。ラテンの尺度は、大雑把なようだ。



 9時過ぎにリオデジャネイロに無事到着、ここで仕事のパートナーのマレーシア人のシバさんと無事合流し、宿泊ホテルのコパカバーナのゴールデンチューリップホテルへ向かう。ホテルにチェックインし、12時にロビーでソニーブラジルのトニー岡田さんと待ち合わせ。トニーさんには、中国、シンガポールでも大変お世話になっていたが、9月にブラジルに赴任したという。ブラジルでもお世話をかけることになった。ありがとうございます。
 トニーさん、同僚のフェリペさんと、まずはランチに行く。ランチは、ブラジルのランチの定番である“ポルキロ”、実はこの後も何度もお世話になる。バイキング料理の変形のようなシステムで、お皿に自分の好きな料理をとって、最後に重さを量ってもらうと、重さに応じた料金が示されるというもの。なかなか合理的なシステムだ。



 ランチも終わり、いよいよわブラジル取材のスタートだ。夜行の飛行機で着いたばかりだけど、いよいよブラジルの放送局が見れるという興奮のためか、疲れを感じない。今日の取材は、テレビグローボのリオデジャネイロのスポーツ、ニュースセンターだ。テレビグローボは、巨大放送局だけあり、リオ市内にもいくつか拠点を持っている。
 まずは、最上階のリオ市内が見渡せる情報番組のスタジオへ。リオの象徴のキリスト像の山の麓に位置しているが、あいにくの天気でキリスト像は見れない。ここから、ニュースや天気予報、交通情報を放送している。
 展望の良い窓全体に、2枚の電動NDフィルタが仕込んであり、スタジオ内と外の景色の明るさの違いのバランスが取れる様に工夫されている。



 続いて情報番組のスタジオ。円形のステージで、背景はLEDのスクリーンが仕込んである。周りには情報番組のデスクが並び、素材の送出卓等も一体化している。



 スポーツ番組のスタジオは、コーチングシステムが設置されており、これを使用してサッカーやバレーボールの解説が行われている。



 メインの報道スタジオは、ニュースルームの上段にあり、スタジオから見ると、キャスターの背後に忙しく動き回るニュースルームの様子が映し出される構成になっている。



 広い局内を隅々まで見せていただきブラジルの放送局の巨大な片鱗が理解できた。テレビグローボの最後のミッションは、CTOのレイモンド氏へのインタビュー、同士は、4K化にあたって局内のインフラのIP化を推進しており、第一弾として4K IP中継車を製作、1月に完成し、これでリオのカーニバルの中継を行うという。初日から、ブラジルの放送局の先進性に触れた一日となった。 



 ディナーは、コパカバーナの海岸沿いに建つ海鮮レストラン、トニーさんの夜行明けで肉料理はきついだろうという心遣いに感謝する。いきなり、生牡蠣や雲丹でディナースタート。まぐろのカルパッチョもわさびしょうゆがあったらもっと美味しいのではと思う新鮮さだ。雲丹は、馬糞雲丹には及ばないが、回転寿司の雲丹よりはおいしい。次々色々な海鮮料理が運ばれてきてねお腹が一杯となる。



 アルコールは、ブラジルのポピュラーなお酒、カイピリーニャ。サトウキビのスピリッツ・カシヤッサにライムと砂糖と氷を混ぜてシェイクして作る。砂糖が入るので口当たりがよく美味しいが、度数が高いので注意が必要だ。ブラジル最初の夜は、美味しい料理とお酒で更けていった。

12月2日(水)グローボSATの4K中継車

 ブラジル二日目。疲れているが、なかなか熟睡できないのがつらい。最近は、医者にもらった睡眠導入剤もなかなか効果を発揮してくれない。



 ホテルのレストランからはコパカバーナの海岸が眼前に開けるが今日も天気が良くない。朝食のビュッフェには各種の食べ物が並んでいる。パンもハムも美味しいが、フルーツは絶品だ。ジュースもとてもおいしい。



 10時にトニーさんがホテルに迎えに来てくれて、そろってソニーブラジルのリオのオフィスにお邪魔する。ここでブラジルの4大ネットワーク+グローボSATの5大放送局の説明や、ソニーのビジネスについて説明を受ける。
 ランチは今日も“ポルキロ”、2回目なので少し要領がわかってきた。トニーさんが、ブラジルの肉は新鮮でおいしいというので、ためしに鶏肉を食べてみたが濃厚で本当に美味しかった。



 今日の取材はグローボSAT、2年前のFIFAワールドカップのブラジル大会で、いち早く4K中継車を導入して、世界初の4K中継をワールドワイドで行った立役者だ。オフィスでお話を聞いた後、実際に中継車を見せていただく。




 グローボSATの4K中継車は20tという超弩級の中継車で、コントロールルームに入ると、とにかく広くて中継車であることを忘れてしまいそうになる。スイッチャーを中心としたコントロールルームと、カメラのリモコンが並んだVEルーム、そしてミキシングコンソールの置かれたオディオルームに内部が分かれている。



 グローボSATでは、CTOのロベルトさんと、技術部長のラウエンコさんに、4K技術中継車の導入の経緯や概要、今後の展開等についてお話をお聞きした。



 ディナーはブラジルといえば誰しも思いうがぶシュラスコ料理。お酒は昨日覚えたカイパリーニャ。本場のシュラスコ料理は、肉のボリュームもダイナミック。とにかく新鮮でおいしい。カイピリーニャの二杯目を飲んだ当たりで急にお酒が聞いてきて、物凄い眠気に誘われてダウンしてしまった。デザートタイムで目が覚めて、プリンを頼んだらこれがまたおいしかった。ブラジル二日目の夜も楽しく更けて行った。

12月3日(木)リオは今日も雨だった

 ブラジル三日目。今日はリオで唯一のフリーの日。出発前の計画では、午前中はキリスト像をの観光ツアーに参加、そして午後はコパカバーナの海岸でデッキチェアーに寝ころび白い砂浜、青い海、グラマラスな美女のビキニ姿を鑑賞しながら日光浴だった。しかし、朝起きたら外はどしゃぶりの雨。日本を出てから一日も青空を見ていない。晴れ男のはずなのに…。



 午後になって、雨が小降りになったのでコパカバーナの海岸を散歩。肌寒くて、とても泳げる状態でない。海岸にもほとんど人の姿は見られない。



 砂浜に砂のお城があったので、写真を撮っていたら作者らしき若者が出てきてチップをよこせという。観光客が少ないので、こういう商売も大変だろう。
 


 路地に入ると、梅寿司という日本レストランを発見。天気もよくないし日本食でも食べて元気をつけるかと入るが、これが大外れ。おいしかったのはブラジルのドメスティックビール・ボヘミアンとインスタントとおぼしき味噌汁だけ。焼きそばは、どうしたらこんなまずい料理ができるのかという味だった。



 海岸通の一本裏の道は、生活観溢れるお店や土産物屋が並んでおり、ここで山頂のキリスト像のミニチュアを購入し、リオデジャネイロのお土産とする。インディオの青年が、葉っぱで器用に色々なものを作っている露店もあり楽しめた。そのうち、またまた雨が降り出したので、ホテルに戻りごろごろ、休養に努めた。



 ディナーは、ホテルのそばの大混雑しているレストランに入って、フレンチ風のローストチキンを注文。1800円ぐらいのメニューだったけれど、出てきた料理を見てびっくり、鳥を一羽使ったような巨大な料理が運ばれてきた。物凄くおいしかったけれど、さすがに半分食べたところでお腹が一杯になってしまった。

12月4日(金)世界最大のドラマスタジオ

 今日はブラジル取材のハイライト、テレビグローボの番組制作の拠点『プロジャック』の取材。杉本さんも、三瓶さんも、毛塚さんも、プロジャックを見ないでブラジルの放送業界は語れないといっていた。コパカバーナから渋滞する市内を抜けて、2時間弱、建設中のオリンピックスタジアムや選手村をすぎると100万平米の広さのコンテンツファクトリー『プロジャック』に到着する。10の巨大スタジオ、そして3箇所の野外セット、幕張メッセほどもある大道具の工場、特殊効果研究室、ハリウッドをしのぐポストプロダクションセンター、発電所、衣装の縫製工場、宿泊施設などが緑の敷地に点在する。タレントも全て、専属だという。




 エントランスを入ったところで、全体の敷地の中の設備の説明を受けてゴルフカートに乗車して施設見学をスタートする。まるで、テーマパークのようだ。ここで作られたドラマは世界120ヶ国に輸出されている。国内で限られたパイを奪い合っている日本のテレビ局とはえらい違いだ。



 まずは、スタジオで使用するセット工場にカートを乗り入れる。とにかく広い、ここでは屋外のセットの製造も行っているという。何処まで言っても、セットの製造が行われており、びっくりぽんだ。



 続いて特殊効果の研究室。ここでは、爆薬の研究から割れても怪我をしないビール瓶やガラス、さらにリアルなメイクや死体のパーツ等、ありとあらゆる特殊効果技術を研究している。花瓶を破壊させていただいたり、刺青、傷口等の実演をしてもらった。



 次はオープンステージの取材。今回見せていただいたのは、ブラジルの庶民の暮らす街並み。室内もロケで使用する建物はがっちりできているが、外観だけの建物は樹脂等でできた張りぼてだ。
 貧しい生い立ちの主人公が成功して金持ちになるにストーリーがノベルと呼ばれるソープオペラの定番なので、ここはスタートになる街並みかもしれない。



 続いて、いよいよスタジオへ。カメラとしては、何とソニーのF55が50台設備されており、各スタジオにはVPU4000がカメラの台数文設置されている。HDはHDCAM SRの450Mbpsと、オフライン編集用のXDCAMの50Mbpsで収録するという。4K収録用にSR MASTERも設置されていた。



 続いてポストプロダクションセンターを見学。アビッドのオフライン編集室が60室、ベースライトを設置したグレーディングルームが6室、オンラインはPablo等を使用、さらにVFXルームには各種CGシステムやコンポジットシステムが設置されている。ハリウッドのポストプロダクションをしのぐ設備がスタジオと一体で稼動している。



 アーカイブシステムは、ファイル系はソニーのODA、IBMのLTOのカートマシンが導入されていたが、物凄いのはテープのアーカイブシステム。時速80kmで走り回るロボットがはるかかなたまで続くテープラックから指定のテープを取り出す自動システムが稼動していた。




 プロジャックでは、技術責任者のパウロさんにランチをご馳走になりながらインタビュー。最初お会いしたとき専属の俳優さんかと思ってしまった。役員レストランのメニューも素晴らしく、スズキのムニエルは絶品だった。楽しい取材ができたと同時に日本では見られない先進設備にただただ驚いた。ブラジルの放送局は、完全に日本の上を走っていることを実感した。



 プロジャックの取材を終えて、オリンピック設備を見に行く。ここはIBC放送センターの建物だけど、工事の人影が見当たらない。フェリペさんに聞いたら、FIFAの時もこうだったという。



 金曜日の4時過ぎだから人が居ないのかもしれないが、本当にオリンピックに間に合うのか心配になってくる。こうして、リオデジャネイロの最後の取材も、充実のうちに終了した。

12月5日(土)サンパウロへ移動

 今日は、リオからサンパウロに移動する日。9時にはホテルを後にして空港へ向かわなければならない。そして。悔しいことに外はピーカン。ブラジルに来る前に、さんざんイメージトレーニングしていた天気だ。青い空に青い海に白い砂浜。最後に見れただけで良しとすべきか。



 悔しいので、出発までの30分程、コパカバーナの海岸を散歩。残念ながらビキニのお姉さんには出会えなかったが、コパカバーナの景色を目に焼き付けた。



 さらに、空港へ向かうタクシーからはリオデジャネイロのランドマークのキリスト像。滞在5日目にして、初めて目にすることができた。



 サンパウロへの移動は、またまたブラジルの翼TAM航空、チェックインの女性にJALのeチケットを見せると、またまた読めません。もうその手には引っかからないぞ。ラテンの人は、サービス精神が旺盛だ。窓側の席を確保し、サンパウロまでの景色を楽しんだ。



 ホテルは、サンパウロの銀座通り、パリウスタ通り近くの日系人の青木さんの経営するブルーツリーホテル。レストランで日本食が食べられるというのが最大の特徴。ランチは、チキンカツカレー、ディナーは豚肉のしょうが焼き、これで元気が出てきた。カレーはとても美味しかったが、しょうが焼きは塩辛かった。

12月6日(日)サンパウロの休日

 今日は日曜日、朝食を食べにレストランに行くと、ご飯に味噌汁に納豆に味付け海苔。おまけに、ふりかけまで用意されている。これだけで元気になるのは日本人だからか。



 味は細かいことを言えばそれなりだけど、ブラジルで納豆を食べれる幸せはありがたい。久しぶりの本格的日本食を堪能する。これで、ブラジル後半戦は大丈夫だ。



 休日ということで仕事にならないので、今日はサンパウロのお散歩。まずは、パリウスタ通りをぶらぶらする。祭日ということで、歩行者天国になっている。ブラジルに来る前に、友人からiPhoneを人前で見せるとかっぱらわれるといわれていたが皆平気で使っている。ここら辺は、大丈夫なようだ。


 歩行者天国には色々な露店が出ていて、見ているだけで楽しい。通りに隣接する公園には、巨大なサンタクロースが飾られていた。



 続いてタクシーに乗り、旧市街に建つカテドラル・メトロポリターナを見学に行く。二つの尖塔を持つ立派な教会だ。しかし、この辺にはホームレスが沢山たむろしており気をつけなくてはならない。



 教会の中では、日曜日のミサが行われていた。荘厳な空気に包まれ、キリスト教徒ではないが、祈りをささげたくなる。



 旧市街をブラブラしてタクシーで近くの東洋街に移動。ここでもお祭りをやっていた。ランチは中華料理屋で餃子やビーフン、これもとても美味しかった。東京を旅立って1週間、だんだん、里心がついてくる。



 ディナーはホテル近くの庶民的なイタリアレストランへ。ここでスパゲティのミートソースらしき食べ物を注文したら、ソースがだぶだぶだったけれど、何となくイメージどおりの料理が出てきて一安心。サンパウロの休日は、楽しく終了した。ホテルに戻り10時から断水するというので、早々にシャワーをあびてバスタブに一杯水を貯めておく。

12月7日(月)TVグローボ、サンパウロ

 月曜日、いよいよサンパウロでの仕事をスタートする。6時に断水は解消するはずが、夕方の7時になるという。バスタブに貯めた水が威力を発揮する。
 朝食はもちろん、ご飯に味噌汁、納豆に卵焼きに焼き海苔。これで仕事に立ち向かうエネルギーの充電が完了した。



 今日、最初のスケジュールは、杉本さんに紹介していただいた、サンパウロのマッケンジー大学に勤める日系二世の尾身さんとのインタビュー。尾身さんには、ブラジルの地上デジタル放送の進捗状況を中心に、業界の動きについてお話をお聞きする。大学近くのレストランで、ブラジルでおなじみとなったポルキロのランチをご一緒してホテルに戻る。尾見さんには、明日のSBTの取材のアポをとっていただいた。



 午後は、テレビグローボのサンパウロのニュース、スポーツセンターを取材。リオでお世話になったトニーさんとフェリペさんがホテルまで迎えに来ていただき、テレビグローボのサンパウロの拠点にお邪魔する。ここも立派な局舎だ。




 サンパウロにも、リオと同様に最上階に街並みを俯瞰する情報スタジオが設置されており、ここでニュースや天気予報、交通情報を放送する。ここにも、二重のNDフィルターが仕込まれていた。



 スタジオ棟の局舎の真ん中には人口の川が流れており、そのまわりにテーブルが置かれ食事や落ち矢を楽しんでいる。なかなかおしゃれな造りだ。



 ニュースセンターもリオと似た造りとなっており、報道デスクのドンつきにニューススタジオが設置されている。日本と違って、なかなかおしゃれな造りとなっている。





  人工の小川をはさんで複数のスタジオや編集室が並んでいる。スポーツスタジオには、ここでもコーチングシステムが設置されており、ブラジルのスポーツ番組には不可欠のシステムのようだ。リオに比べると、少し小振りだが、全設備を見せていただくと、けっこうな距離をあるかなければならず疲れる。



 ディナーはお世話になった、トニーさん、フェリペさんを、サンパウロの有名なシュラスコ料理店にご招待。ここは焼いた肉をくしに刺して持ってくるのではなく、店内のバーベキューコーナーに行って好みの肉を選んで焼いてもらうシステム。ポルトガル語はわからないので、フェリペさんに手伝ってもらって、最初は全種類を少しずついただき、続いて好みの肉を注文するが、大きさ、厚さ、焼き加減と注文が難しい。フェリペさんにポルトガル語に通訳してもらい、美味しいお肉を堪能した。これで、トニーさんとフェリペさんとはお別れ、大変お世話になりました。

12月8日(火)石丸さんとSBTサンパウロ局

 昨日ホテルに戻ったら断水は解消しており一安心。今日も朝食は、ご飯に味噌汁、納豆に卵焼きに焼き海苔。これで仕事に立ち向かうエネルギーの充電が完了した。



 今日は毛塚さんの紹介で、元ソニーラテンアメリカの営業部長で、現在はコンサルティング会社を経営しながら、リーダー電子、JVCのブラジルのビジネスも担当されている日系二世の石丸さんにお会いし、ブラジルのプロ用ビジネスについて詳しくお話をお聞きする。解りやすく資料をまとめてきていただき、非常によく理解できた。



 ランチは、ホテル前のポルキロの料理店にいく。実は、ここはランチしか営業していないので、このようなお店があることは知らなかった。綺麗でメニューも抱負で、特に石丸さんお勧めの川魚のフリッターが美味しかった。



 午後はブラジル第3位のネットワークSBTのサンパウロの本局を取材する。心細いので、石丸さんに同行をお願いすると、快く引き受けてくださり、フリーウェイを快走、隣町の小高い岡の上に建つSBTに到着した。



 これまでの取材は、ブラジルのコマーシャル収入の7割を独占するテレビグローボ関係の取材だったので、SBTに行って、あまりの雰囲気の違いにびっくり。急にラテンのフレンドリーな対応となり、技術責任者のレイモンド氏を初めとする技術スタッフにお話をお聞きするとともに設備を見せていただいた。



 SBTのオーナーがパーソナリティを勤める、視聴者参加型番組のスタジオは白を基調に仕立てられている。SBTサンパウロには、8つのスタジオが設置されていた。



 ニューススタジオは、大きな報道センターの中にガラス張りで設置されており。背後にクリスティの壁面モニターが埋め込まれ、色々な演出が可能となっていた。



 SBTも大きなバックヤードを備えており、ここでは大型のセットの組み立てが行われている。取材時は、クリスマス特番に合わせたセットが作られていた。



 もちろん衣装も、自分達で制作しており、縫製工場では多数のミシンが稼動していた。ブラジルの放送局は、自給自足体制が充実している。
 SBTの取材を終えてホテルへ戻る。今日も充実した一日だった。石丸さんに大感謝、我々だけではたどり着けなかったかも知れない。

12月9日(水)サンパウロの独立局TVガゼッタ

 ブラジル出張も残すところ二日間。最終ステージに突入だ。今日もご飯に味噌汁、納豆に卵焼きに焼き海苔。これで仕事に立ち向かうエネルギーの充電が完了した。



 10時半にパナソニックの天野さんとホテルのロビーで待ち合わせて、天野さんの車でサンパウロの独立局・TVガゼッタに向かう。テレビ局の隣のショッピングモールの駐車場に車を止めて、モール内の日本料理店でランチ。チャーシュー麺を注文したが、あまりの美味しさに写真を撮るのも忘れてかぶりついてしまった。



 TVガゼッタは、日本で言えばMXテレビのような、サンパウロの独立テレビ局。。視聴率はそれなりに高いという。凄いのは、その立地で、日本で言えば銀座の松屋のような立地に放送局がある。ビル内には映画館や、映像系の専門学校、放送も可能な多目的ホールを備えている。



 放送設備は、コンパクトながら機能的にまとめられている。この放送局も、日本からの珍客をフレンドリーに歓迎していただき、本番中のスタジオにも入れていただいた。
 


 技術責任者のユリさんに、設備の概況、ニュースシステムにP2システムを導入された背景、さらに今後の4Kへの対応等をお聞きするが、逆に日本はなぜ8Kをやっているのかと聞き返され困ってしまった。



 テレビガゼッタの。取材クルーはサンパウロのあちこちでみかけられ、こういう地元密着が視聴率につながっているのかもしれない。



 ディナーは、天野さんご推薦の、隠れ天麩羅屋さんに連れて行っていただく。ビルの奥の看板も出ていない店で、本格的天麩羅をいただく。すっかり日本気分だ。こうして、サンパウロ最後の夜も充実のうちに更けていった。


12月10日(木)~12日 TVバンデランティス、そして成田への30時間の旅路

 長かったブラジル出張も今日で最後。今日の深夜便で日本に帰る。いつもの通り、ご飯に味噌汁、納豆に卵焼きに焼き海苔。これで仕事に立ち向かうエネルギーの充電が完了した。



 パナソニックの天野さんにホテルに迎えに来ていただき、ブラジル第四位のネットワーク、TVバンデランティスへいく。サンパウロ局は、日本で言えば準基幹局といった規模だ。駐車場には、多くのSNG車が並んでいる。
 


 まずは、技術責任者のジョセさんに同社の設備の概要についてお話を伺う。この局も、今回取材した他の局と同様にテープレス化が進んでいる。設備見学では、最初にラジオのスタジオを見せていただくが、人気番組の放送中らしく活気に満ちていた。



 同社も地上波をはじめ衛星放送やIP放送等の多くの放送を手掛けており、それぞれの用途に応じた、スタジオやスタジオサブが設置されている。マスターは、一箇所に集中しており、壮観だった。

 
 ニュースルームの中央には、LTO-5によるアーカイブシステムが設置されていて、ファイルベースの素材管理が行われている。



 テープレス化の中心となるサーバールームは、ハーモニックが手掛けたもので、大型サーバーが所狭しと並んでいた。



 ニーススタジオは、地上波用、衛星用、IP用にわかれて各種設置されており、24時間体制で稼動している。



 約2週間にわたったブラジル取材もこれで終了。長くもあり短くもあったが、何よりも当初考えた以上の大きな収穫があった。詳しいレポートは、月刊放送ジャーナル3月号で紹介したい。



 ホテルに戻り、荷造りを済ませて、一休みして19時過ぎに空港へ向かう。大渋滞の中、21時前にサンパウロの国際空港に到着。ブラジル最後の食事は、天麩羅うどんとサッポロビール。天麩羅のボリュームには参ったがおいしくいただいた。



 空港で残ったレアルで最後のお買い物。結構インフレで物価は高いような気がする。空港にはパナソニックの4Kテレビが置かれていた。



 サンパウロから13時間でロサンゼルス到着。アメリカン航空の機材は、何と新品の787、しかも隣が空席だったので静かで快適なフライトだった。機内の映画も、大画面で全て日本語に対応、とてもアメリカン航空とは思えない。一方、JALの機材は777、早く787に置き換わらないかなとつい願ってしまう。



 トランジットで5時間待ってJALで成田空港へ。JALに乗ると日本に帰った気になるが、周りは皆アジア系の外人ばかりだった。向かい風が強く12時間のフライト。787に乗った後の、777はうるさくて眠れない。サンパウロを飛び立って30時間、やっと成田空港に到着した。
 成田からは、リムジンバスで吉祥寺、タクシーで自宅、延々32時間半の旅は63才の老体には答えたらしく、その後一週間は使い物にならなかった。
 
最後に
 今回のブラジル出張にあたり、貴重なアドバイスをいただいた、杉本さん、毛塚さん、三瓶さん、現地でお世話になった岡田さん、トニーさん、フェリペさん、尾身さん、石丸さん、天野さんに心から感謝します。お蔭様で、何事もなく帰国でき大きな収穫を得ることができました。

2015年11月21日(土)
今年のホジョレーヌーボー
 今日は地元のビデオクラブの例会。市民センターの30畳のお座敷を貸切、SXRDのビデオプロジェクターを持ち込み、舞台に備え付けの大スクリーンに会員制作のビデオ作品を上映しながら、わいわいやっている。
 例会自体は、6時に始まり9時には終了するのだが、お楽しみはその後で、地元の居酒屋に移動して、二次回のスタート、毎回11時過ぎまで第二部が続く。今回は、ちょっとしたアクシデントがあり、お店から解禁されたボジョレーの差し入れ。最近流行の、ペットボトル仕様のボジョレーだったが、結構美味しくあっという間になくなってしまい、後は燗酒でビデオ談義に花が咲いた。

2015年11月18日(水)~20日(金)
InterBEE 2015
11月18日(水)InterBEE初日
 今年もInterBEEの季節となった。InterBEEが終わると一気にお正月であるが、今年はそうは行かない。ブラジル出張が待ち構えている。地元の駅から早朝1本出ている始発の新木場行きで1時間座って新木場へ。続いて京葉線で海浜幕張へ行く。早起きは三文の徳か、8時過ぎに楽して座って会場についてしまった。
 今年もささやかなブースを出展するので、ブースの設営を行い、余った時間で朝食をゆっくりとり、余裕を持って9時40分からの開会式を取材する。



 毎年初日は会場取材どころではない。10時30分からはソニーの恒例の記者会見。執行役EVPの石塚氏とソニービジネスソリューションの宮島社長がソニーの取り組みや実績について説明。今年の目玉商品である4Kシステムカメラ・HDC-4300はワールドワイドで300台も出荷したという。



 会場に戻って、富士フィルムのブースで、4Kレンズについて取材、カメラが発売されたばかりであり、かつB4マウントの4Kカメラは既存のレンズが使用できるというのが大きな売りとなっていることから、本格的出荷はまだまだのようだ。



 さくら映機のブースでは、新開発の8Kノンリニア編集システムを取材、特許の絡みもあり詳細は後日の取材となったが、3ストリームの8K映像がリアルタイムで合成されていた。ラックの中を見せていただいたが、ブレードサーバーみたいな筐体がフル稼働していた。中身は、モンスターマシンか。



 12時半からはソニービジネスソリューションの田中さんにインタビュー。国内マーケットの状況についてお話を伺う。同社は、HDから4Kのマイグレーションの提案として、現状HDとして使用してもメリットのある4Kシステムを提案しているが、HDC-4300発売以降、中継車ばかりでなく、スタジオ設備にも新社屋を中心に4Kシステムの導入が始まったのが大きいという。



 14時からは、会場に戻って、グラスバレーのブースで VP APAC担当のAndrew Thornto氏、北山さん、竹内さんにインタビュー。同社の取り組みや最近のトピックスについてお話をお聞きする。ブースでは、LDX-86のHDRの技術展示や、EDIUS 8K、EDIUS 4K等の展示が行われていた。



 15時からはアビッドのSVPマーケティング担当にに就任したKyle Kim Hays氏の記者会見、アビッドエブリホエアのコンセプトや同士のアビッドにかける抱負等についてお聞きする。



 16時からは、恒例のソニーの記者懇談会。お忙しい中、ソニーの幹部の方に集まっていただき色々なお話をすることができた。
 ソニーの懇親会が終わり、アパホテルにチェックインし荷物を置いて、アパホテルで開催されるInterBEEのレセプションに出席、ここでも多くの人にお会いでき有意義なパーティだった。

11月19日(木)InterBEE二日目



 InterBEEの二日目、今日最初の仕事は9時半からのNew Tec社VPアジアセールス担当のRobert Stacy氏と、シニアディレクターのElllen Camloh氏のインタビュー。New Tec社が提案するIP標準規格『NDI』についてお話をお聞きする。魔法のような便利な規格で無償配布されることから、映像制作ワークフローに変革をもたらすかもしれない。



 三友のブースをのぞくと、大阪芸術大学の中型HD中継車がブース内に展示されていた。5月に取材した三友大阪支社の池田さん、大阪芸術大学の井口さんともお会いすることができ、その後の中継車のフル稼動状況についてお話を聞くことができた。



 JPPAのコーナーをのぞくと、IMAGICAのブースに、3Dカメラのリグを使用したHDRカメラの試作機が置かれていた。2台のカメラの光軸を合わせて、高感度と低感度の画を撮影し、それをさ合成することで、広いダイナミックレンジの画を撮影しようというもの、中々のアイデアだ。今後、実用化を目指していくという。



 11時からはパナソニックのテクニカルスイートを取材。①8K制作ソリューション、②スタジアムライブソリューション、③98インチ4Kモニター、④VARICAM35RAW収録画質比較、⑤VARICAM35ドローン撮影、⑥4K HDRモニター、⑦VoIP 4Kスタジオ+12G―SDI、⑧スタジオシステムカメラ、⑨GPSデータ連携アプリケーションシステム、⑩情報カメラライブ配信システム、⑪ファイルベースメディア・アセットマネージメントシステム、⑫OTC/データ放送連携字幕システム、⑬統合監視基盤システム、⑭番組切り出しシステム、⑮4Kタフパッド、⑯ニューRAMSAオーディオシステムを展示・提案した。特に、VoIP 4Kスタジオ+12G―SDIのコーナーでは、ベースバンドとIPの二つの伝送ソリューションを用途に合わせて使い分けての4Kスタジオシステムの構築が提案され、低遅延・同期性・100m伝送により高信頼の12G―SDIのデモが行われた。



 12時からは パナソニックの記者昼食会。 イメージングネットワーク事業部の宮城BU長は『パナソニックの放送機器事業の復活に向けて日々努力してきた成果として、今回は色々な商品群を揃えることができた。かつては、報道系、スタジオ系バラバラで手掛けていたのを集中することで、スタジオソリューション系と報道ソリューション系、制作系それぞれに良い商品が揃ってきた。放送事業が元に戻ったと思う。ソリューション系では、楽天スタジアムや富士スピードウェイに我々の面白いシステムが採用される等、対応力も付いてきた。今後も映像業界に貢献していきたいと考えている。』と挨拶した。



 13時30分からは、テクノハウスのブースツアー。今回から取り扱いを開始したハイエンドのグレーディングシステム=ベースライトをはじめ、同社の取り扱っている最新の映像機器、音声機器が紹介された。



 15時からは、世界の放送機器メーカー400社が参加しセミナー,技術動向やマーケティングの市場調査等を展開する、 iabaのFnance Directoの Lucinda Meek氏、Director APACの Peter Bruce氏にインタビュー。日立国際電気におられた澤さんが日本の担当者をされるそうで、今後色々と教えていただきたい。



 一通りの取材が終わったので、オーディオブースを取材する。タムラ製作所の22.2ch対応のポータブルミキサーは、プロレスのデモがリアルで面白かった。



 オタリテックのブースでは、ジェネレックの大型3Wayスピーカーによるデモが行われており、迫力あるサウンドにびっくりした。久しぶりの大型モニタースピーカーだけに、今後の動向が楽しみだ。



 アビッドのブースでは、HDR編集に対応するメディアコンポーザーが展示されていたが、ノートPC上で動いており、設定画面等はHDRになっていたが、本格的デモは行われていなかった。



 池上通信機のブースでは、今年のNABで発表された8Kカメラの展示が行われていた。。



 8Kカメラ以上に力が入っていたのが4Kのシステムカメラで、詳細の発表は行われなかったものの、ゴルフのパットのステージを設け、本格的なデモが行われていた。



 朋栄のブースは、今年は盛り沢山名展示が行われており、12G-SDIに対応したルーターの一方で4K対応のVoIPシステムがデモされるなど、ベースバンドからファイルベース、IPまでなんでもこいの力の入れようだった。



 クォンテルは、自社のブースでは8Kを中心としたデモで、4Kについては新たに代理店となった報映産業のブースで行われていた。
 一通りブースを取材し、17時からはJPPAのレセプションに、そして18時からはパナソニックのDVX-200のレセプションに参加しInterBEEの二日目も終了した。

11月20日(金)InterBEE三日目



 IntrBEEも早くも最終日。本日最初の取材は、ストレージメーカーのHGST。今年のNABで発表したコンパクト・大容量のアーカイブシステムを国内に持ち込み、アーカイブ分野への本格参入を表明した。



 ナックのブースでは、ARRI社のALEXAの新製品SXTが展示されていたが、リリースにはもうしばらく時間がかかるとの事。ALEXA65と同等のエンジンを持つといわれるだけにリリースが待ち遠しい。



 IBMの展示は、ハードウェアのビジネスからソリューションリーのビジネスに転換し、4Kや8Kの撮影からアーカイブまでの一貫したワークフローに対応するソリューションの提案を行っていた。



 共信コミュニケーションのブースでは、スペインのカラーグレーディングシステム・ミスティカが設置され、HDR対応を含めたデモが行われていた。



 12G-SDI関係では、セムテック社が12G対応のLSIを技術展示。4Kのインタフェースは、PもSDIも今回のInterBEEで大きな進展が見られた。



 三信電気は、LiveU社が今年のNABで発表した超小型送信機LU200を並べてHDの伝送デモを実施した。



 報映産業は、5Kのフィルムスキャナーの展示・デモを実施。エリアセンサーを用いた方式で高速キャプチャーが可能となっている。



 キヤノンのブースでは、今年の新製品のCINEMA EOS c300Ⅱや、B4マウントの4Kレンズを並べて展示、さらにブースの裏側ではHDRのデモを繰り広げていた。



 ブラックマジックデザインのブースでも多くの新製品を展示しデモを実施していた。
 16時ごろ、急遽打ち合わせをしたいと連絡が入り、ブースを片付けて幕張を後にする。今年のInterBEEもこれで終了、正直疲れた。毎年、疲れる量が増えていくような気がする。



 新宿のすし屋でクライアントと待ち合わせて、会食しながら打ち合わせ。正直、今日はまっすぐ家に帰りたかったが、、これも仕事のうち。今年のInterBEEは、新宿のすし屋で幕を閉じた。

2015年11月18日(水)【情報解禁】
AJA KiPro ULTRA 発表
 アスクは、AJAビデオシステムズ社の新製品発表会を開催した。会見は13日に行われたのだが情報解禁が18日ということで、今回の掲載となった。記者会見では、、4K/Ultra HD/2K/HDレコーダー兼プレーヤー『Ki Pro Ultra』(価格56万3千円・税抜)を発表した。『Ki Pro Ultra』は、ファイバー接続に対応したHD LCDモニター搭載の次世代デバイスで、コーデックには編集しやすいProResファイルを採用し、最大4K/60Pにおよぶ広範囲のビデオフォーマットとフレームレートをサポートしており、接続方法も柔軟で、3G―SDI、ファイバー、HDMI端子からの入力に対応、高解像度、ハイフレームレートのワークフローに効率よく対応が可能となっている。
発表にあたり、AJA社のニック・ラシュビー社長は『AJA社は、創業23年を迎える個人会社で、品質と信頼性をキーワードに進めており、日本でも評価が高いと思う。当社の最初の海外のリセーラーは日本であり、新製品を日本のInterBEEで発表する。新製品は、日本の厳しい市場に対応して開発した。』と挨拶した。続いて、プロダクト・マーケティングマネージャーのアンディ・ベラミー氏は『AJAは、ProResコーデックに対しては、多くの初の試みを行っている。2007年、アップルのPrResの発表と同時にハードエンコーダーを発表、2009年にスタンドアローンのレコーダーKi Proを発表、2011年には4KレコーダーKi Proクァッドを発表した。そして、今回Ki Pro Ultraを発表する。』と挨拶し、製品について説明した。



Ki Pro Ultraは、①最大4K60Pの解像度で録画・再生可能。②最大ProRes444まで対応。③4K/Ultra HD/2K/HDソースを、AJA SSDメディア(最大1TB)に直接収録可能。④3G―SDI、ファイバー、HDMI端子入出力、AES、アナログ XLRバランスオーディオ、LTC、RS-422、LANによる高い接続性。⑤全出力が常に有効なため強力なアウトプットとモニタリングが可能。⑥高品質の4K/UHDからHDへのダウンコンバートを常時実行。⑦組み込み4・8インチ720P LCDディスプレイの直感的なメニュー構造と信頼できるモニタリング。⑧統合されたWebベースUIにより、LAN内のあらゆるWebブラウザから完全に制御可能。⑨回転する選択ノブで素早く性格に設定の調整が可能。⑩対応する編集システムや外部コントローラを簡単に統合できるRS―422制御端子搭載。⑪固定できる4ピンコネクタ付の冗長化された12V電源入力端子。⑫標準的な2RUの高さとハーフラック幅の筐体によりラック横並びで設置可能。付属しているキャリーハンドルで持ち運び簡単。⑬AJAサポートと3年間の国際保証書が付属‥‥等の特徴を備えている。
 また、同社は、デジタルカメラCIONで撮影したCFastメディアをKi Pro Ultraで再生するための、『Pak―Adapt―CFast』(価格1万4千円・税抜)を同時発売した。

2015年11月13日(金)
突然の発熱38度
 朝から何となく寒気がしていたが、会社に居たらだんだん寒気が増してきた。火曜日に受けた黄熱病の予防接種で、さんざん副反応の説明を受けただけに心配になってくる。会社を早めに出て、地元の開業医の所に駆け込んだら、単なる風邪、確かに黄熱病が発祥したら自分で歩いて医者にはいけないだろう。一安心したが、風邪薬をもらって一件落着したが土日二日間寝込んでしまった。

2015年11月12日(木)
友人から里芋便
 狭山で兼業農家を営む友人から恒例の里芋が届いた。本業は今年の初めまでは公務員だったが、めでたく卒業し建築検査会社に再就職している。
 里芋の料理は色々あるが、個人的には蒸かしたり茹でた里芋に塩を付けて食べるシンプルな食べ方が一番好きだ。カレーにしても結構美味しい。里芋が届くと、なぜか年の瀬という気分になってくる。正月までは、1ヶ月近くあるのだけれど。

2015年11月11日(水)
久しぶりの鳥ぎん
 元部下のMさんと久しぶりに会って、銀座のとり銀で一杯。昨日は、黄熱病の予防接種を受けたのでアルコール厳禁だったが、今日は大丈夫。いつもの5本セットからスタートし、手羽先やうずらのたまご等を追加、最後は季節で解禁になった牡蠣釜飯で仕上げで大満足、久しぶりにおいしい焼き鳥と釜飯を堪能した。

2015年11月10日(火)
東京検疫所
 突然、友人の調査・コンサルティング会社から、ブラジルの放送局レポートを作ってくれないかという依頼があり、以前からテレビグローボを初めとするブラジルの放送局には興味があったし、ブラジルの放送局の記事をぜひ月刊に書いてみたいという思いもあり、ブラジル行きを決心した。
 ブラジルは、黄熱病の予防注射が必修ではないが推奨されている。今回回る、サンパウロやリオデジネイロは、危険地帯ではないが、時間があったらイグアスの滝も見てみたいという思いもあり、予防接種を受けることにした。
 ネットで調べると、東京検疫所で毎週火曜日に実施、事前予約が必要というので、事前に申し込み、指定の時間にゆりかもめのテレコムセンターから徒歩10分ほどの検疫所に行く。事前に60ふ歳以上の副反応のリスクの説明をさんざん電話で聞かされたが、実際行って見ると、流れ作業で1時間ほどで終了、イエローカードをもらうことができた。明日は、ブラジル領事館にビザの申請だ。

2015年11月8日(日)
おもちゃデジカメ2題(台)
 またまた、おもちゃデジカメが増殖した。1台目は左側のキング事務が販売するレコロIR5、インターバル撮影に特化したデジタルカメラだ。撮影間隔と再生速度、そして画面のカラーモードをセットするだけで、自動的にいインターバル撮影した動画が生成される。解像度はVGAなので画質こそ粗いが゛これが結構鵜面白い。部屋の窓から外の道を撮っていると、色々な人の車の動きが見られて楽しい映像が出来上がる。
 もう一台は、Powershovelのデジタルカメラ SUN&CLOUD、有効画素数:300万画素のCMOSセンサーで静止画記録画素数:2048×1536、動画記録画素数640×480と、まったくの玩具カメラだけど、最大の特徴は太陽電池パネルと手回し式の発電機を装備している。つまり、電池がなくなっても発電して写真が撮れるという究極のカメラだ。しかし、未開の地に持ち出すには作りがちゃちなのがいただけない。これで、ヘビーデューティな作りなら、地球の果てでも写真が撮れるのだが。

2015年11月6日(金)
東京現像、Cintel Film Scanner導入
 ㈱東京現像所はこのほど、ブラックマジックデザインより発売されたCintel Film Scannerを導入たというので、発表記者会見に出かける。Cintel Film Scannerは、35㎜フィルムを最大30fpsのUltra HD解像度でスキャンできるリアルタイム・スキャナーで、同社では現像したネガフィルムのチェック作業から運用を開始した。
 記者発表の席上、映像本部映像部長の西野克治氏は『10月下旬にCintel Film Scannerを国内初導入した。35mm、16mmのリアルタイムスキャンができるのが最大の特徴となっている。導入経緯の一つに、当社の行っているフィルムサービスの一つにネガ現像があり、現像後のネガチェックを現在はテレシネで行っている。現在、フィルムの撮影はCM作業が多く、仕上げは立地条件等もあり都内のポストプロがメインとなっている。撮影したフィルムは夜間持ち込まれ、翌日夕方までに現像して納品しなければならず、午前中に現像して午後にネガチェックを行う。当社にSDのテレシネがあったときは、これでモニターチェックを行っていたが、老朽化で廃棄したため、現在はHDテレシネ機(C-Reality/Millennium)を使ってネガチェックを行っている。しかし、フィルムの量によっては本来のテレシネ業務を止めなくてはならず効率が悪かった。そこで、HDクォリティでネガチェックが行えるシステムを探しており、Cintel Film Scannerは、スキャニング中にリアルタイムでHDモニターで確認でき、4Kスキャニングもできるということとで導入を決定した。』と導入経緯を説明した。



 続いて、本編・アーカイブ課デジタルプロセスグループ長の森泉直樹氏は『従来ネガチェックに使用していたHDテレシネ機(C-Reality/Millennium)も光源のCRTが製造中止となり、後継機を検討していた。その結果、リアルタイム性、画と音が同時に録れる、テレシネ的な感覚で作業ができるということ、さらにカラコレ機としてDaVinci Resolveを使用しており、これとのリンクにより効率的な作業ができると考え導入した。現在は、導入したばかりでテスト段階で各種フィルムのキャプチャーを行っているが、フィルムチェックには充分使えることを確認した。また、新作映画のオフライン編集用のワークもHDが中心となっており、フィルムのキーコードを入れるフローを確立したので、ダイレクトにファイルが作成でき作業が効率化できるものと期待している。』と、今後の運用も含めて説明した。



  現在、Cintel Film Scannerはコンパクトな筐体のため、HDテレシネ・Millenniumを設置した部屋に併設されている。隣接するDaVinci Resolveを設置したグレーディングルームとは回線でつながれており、今後専用ルームへの移設も含めて運用を行っていく意向である。

2015年11月5日(木)
CANON EXPO 2015 東京
 キヤノンが東京国際フォーラムで開催中の『CANON EXPO 2015 Tokyo』を取材する。本当は、御手洗会長の基調講演を予定していたが、原稿が書きあがらなくて、午前中の取材となった。



  会場に入ると、いきなり高画質写真のお出迎え、本当に空港の待合室にいるような錯覚に陥る。摩天楼をうえから俯瞰する写真も
リアルだ。3Dでも動画でもないのに、こんなにリアルに見えるというのは凄い。高画質写真の素晴らしさを実感した。



 先日開発発表が行われた8K動画カメラの映像も綺麗だった。会場には、400nnits、600nits、さらに3000nitsの4K/8Kモニターが設置され、CANON LOGでリアルタイムでHDRの映像を映しだしていた。
 次のモニターの展示スペースには、多くの8Kモニターが置かれていたが、虫眼鏡で見ても破たんしていない映像は静止画とは言え凄かった。他にも、3Dプリンター等の凄い展示があり、1時間ぐらいで帰るつもりが、2時間以上かかってしまった。

2015年11月1日(日)
昭和にっぽん鉄道ジオラマ 第5巻
 昭和にっぽん鉄道ジオラマは、東京駅の完成した3号でやめるつもりだったが、久しぶりに書店に行くと,5号が目に入り電動ポイントと神社のおまけを見たら、ついつい欲しくなって買ってしまった。鉄道模型の電動ポイントは、結構高価で2000円以上する。この号は御買い得だ。家に帰って中を見ると、ポイントのジョイントが一か所付いていない。これは、後々配布されるということか。



  神社は、小さな村の鎮守として中々のデザイン。構造的には、後部の神殿が付いていないのでおかしいが、鳥居と灯篭でそれらしい雰囲気にまとめられている。いつ出番が来るかはわからないが、お気に入りのストラクチャーの一つとなった。






 
プロフィール
東京生まれの東京育ち。
団塊の世代を絶えず観察しながら育った次の世代。
カメラと鉄道模型と食玩とHDノンリニア編集機と一人旅が大好き。
人に命令されるのと、薩長土肥の田舎侍が大嫌い。
2インチスーパーハイバンド時代から、最新のVoIPIまで語れる唯一の業界記者。




 
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