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 そめちゃんのSCOOP日記
なんちゃってSTEREO版

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2010年4月28日(水)
ソニー単眼3Dカメラ撮影映像
 朝からうっとうしい雨が降り続いているが、今日は何かと忙しいので早めに家を出る。最近は、ロートル記者のアビリティが下降の一途を辿っており、午前中に日刊2ページを書き上げ、午後の取材に向かう。
 まずは、品川シーサイドで、パナソニックネットワークサービシズの森副社長に取材。本取材は6月頃となり、増田営業統括、山下企画チームリーダーも交え情報交換。ローカルアクトビラは、ライブや蓄積も含めて、かなり成約も進んでいるが、用途上オフレコの会社ばかりで活字にできないのが残念。8クライアントで開発されたサーバーも、20クライアント、40クライアントといった大型サーバーも開発され、アプリケーションの拡大に対応している。
 一方、アクトビラによる3Dコンテンツサービスも着々と実現に向けて準備作業が進められており、次回の正式インタビューでは全容をお知らせしたい。

 

 続いて、銀座に戻って、ソニービルで行われた3Dコンテンツの試写会に参加。ソニーでは、4月24日から5月9日までお台場のソニーエクスプローラサイエンスで3D映像での昆虫体験『クワガタ・ウォーク』、また4月29日から5月9日までソニービルでソニーの次世代3D映像への挑戦『空飛ぶ人間の目』を開催するが、そのコンテンツの試写をおこなったもの。クワガタ・ウォークは、昆虫写真家の栗林氏がカメラ2台使ったRigで撮影したものだが、マクロの昆虫と背景のボケ具合が、焦点深度を考えるとありえない映像で、その辺をお聞きすると、仕掛けの種明かしは栗林氏のHPに出ているとの事。『空飛ぶ人間の目』は、ソニーが開発中の毎秒240フレームで撮影できる単眼レンズ3Dカメラの試作機を使用して撮影したもの。昨年、開発者の一人であるPCLの大場氏に原理をお聞きするはずが“鉄話”に花が咲き取材しそこねた思い出がある。今回は、同カメラのソニーの担当者の黒木部長が会場に待機していた。時間の関係で詳しいお話はできなかったが、一度正式に取材してみたい。

2010年4月27日(火)
GF1のライブビューファインダ
 先週の月曜日に衝動買いしてしまったLUMIXのGF1、非常に気に入っているのだけれど唯一の弱点がGH1のようなアイレベルのファインダーがなく、コンパクトデジカメのように背面の液晶で構図を決めなくてはならない。屋内なら何とかなるが、晴天下の野外だと液晶画面が見ずらく、とても撮影気分になれない。
  オプションでライブビューファインダが用意されているのを思い出し、有楽町のビックカメラに行くと、その価格何と19800円。かなり高い、高級コンパクトデジカメが買えてしまう。NABで我慢したGoProの会場値段だ。これは高いと、とりあえず我慢したが、やはりファインダーは欲しい。Webの価格comで最安値をチェックすると、ここでも15800円、たかだかファインダーじゃないかと考えると購入には勇気が必要だ。
 それなら中古はとカメラ店やPCショップのWebをチェックするとジャンパラの名古屋の栄店に1つ発見、価格11800円。そく注文して迅速な対応をしていただき翌日には我が家に到着した。梱包や送料、台引手数料で13000円余になってしまったが、新品同様の商品を何とか手に入れることができた。ネットの便利さを痛感する。
 使い心地は、GH1の130万画素の素晴らしいファインダーとは、20万画素では比べようがないが、構図を取るには十分、追従性も良く満足している。

2010年4月25日(日)
EDIUS PRO5.5
 NABから帰っても雑用が溜まっており、ついつい後回しになっていたが、やっと時間ができたのでEDIUD Proの5,5へのバージョンアップを行った。今回のバージョンアップの大きな特徴は、AVCHDが作業用の中間コーデックに変換することなく、ダイレクトにリアルタイム編集を行えること。ウインドウズ7への対応、キヤノンのEOS5への対応の強化も同時に図られた。AVCHDやウインドウズ7への対応は、既に下位バージョンのEDIUS Neoブースターで実現しているので、上位バージョンが後追いの形となってしまった。バージョンアップ作業は、NABでCD−ROMをいただいたので、Webからダウンロードすることなく進んだ。これまでのEDIUSバージョンアップは、全バージョンをアンインストールしてからという形が多かったが、今回はEDIUS Pro5から、そのままバージョンアップできた。EDIUSは、ProとNeoを同じPCにインストールできない。最近は、EDUS NeoブースターがインストールされているノートPCが活躍していたが、これでデスクトップPCのEDUS ProもAVCHDのダイレクト編集ができるようになった。
 早速、先日のNABで立ち寄ったグランドキャニオンのAVCHDとbloggieで撮ったMPEG4の720Pの映像をファイルで取り込み混在編集、異なるコーデックのファイルが全く問題なくつながるのはEDIUSならではと感心する。当家のPCは、デスクトップもノートもデュアルコアなので、最近はダイレクト編集したいので720Pでの撮影が主体となってしまった。フルHDのリアルタイム編集に向けi7搭載PCが欲しいが、なかなか購入資金が作れないで苦労している。

2010年4月23日(金)
プロビデオ業界の“兄貴”逝く
 昨晩、携帯電話にはめったにかかってくることがない報映産業のW氏から連絡での同社元専務というよりはプロビデオ業界の面倒みのよい兄貴分の檀上廣明氏の逝去を知り、大変なショックで気が動転した。病気療養中で、経過が思わしくないことは風の便りで聴いていたが、66才は余りにも早すぎる旅立ちだ。檀上氏は、会社の部下にも、業界の若手にも、とにかく面倒みのよい兄貴分だった。初めて一人で米国のNABに海外出張したときは、ずいぶんと助けていただいた。部下の記者の荷物が行方不明になったときも、航空会社に連絡して探し出してくれた。
 国内・国外問わず業界に非常に顔の広い人で、CBS時代にエミー賞を受賞し、その後ジャーナリストやコンサルティングをされていたジョー・ロイズン氏とは檀上氏の紹介で知り合い、色々とお手伝いする内に来日時には必ず食事をご一緒し、サイン入りの著書等をいただける関係となった。アナログテレビ時代の画質改善技術の切り札である二重櫛形フィルター発明したイブ・ファロージャー氏とも、氏を通じてお付き合いさせていただいた。
 本人は文科系出身でハードに疎いといいながら、今注目されているファイルベース化なども、先駆者として取り組んでいた。1泊でカナダ日帰りなど、モーレツな仕事ぶりも記憶に残っている。
 しかし、檀上氏が本領を発揮するのはアフターシックスの世界、業界の懇親の場には欠かせない人だった。豪快な飲みッ振りで、何度も朝までお付き合いした。そういうツケが回ってきたのかも知れない。今日がお通夜、明日が告別式、これからご冥福を祈りに行ってきます。

○写真は湾岸戦争直後のNABに向かうサンフランシスコ行きのガラガラのJALの機内での氏との記念写真。到着するまで飲んでいて、入国審査が大変だった思い出も。

2010年4月22日(木)
ソニーのbloggie
 毎回、NABにはどのカメラを持っていこうか選択に悩む。今回は、3Dでグランドキャニオンを撮影すると言う大きな目的があったので、富士フィルムのREAL3D W1は早くから決定していた。次にブース取材だが、これはデジタル一眼より、コンパクトデジカメの方がフットワークが軽く、最近はワイド化も進んでいるのでパナソニックのTZ7に決定した。さて、もう1台、グランドキャニオンをフルHDで撮影するには、パナソニックの動画一眼GH1に10倍ズームの組み合わせがベストだ。しかし、3台のデジカメにパソコンを入れたら、結構重たくなってしまった。そこで、今回は、GH1は涙を飲んでお留守番とし、その替わりにソニーのbloggieを連れて行くことにした。
 このカメラ、YouTubu等の動画サイトにアップするのに適した動画撮影ツール。最初はファインダーは小さいし、ホールドは悪いし、静止画のレスポンスも今どきのカメラとは思えないほど悪いし、CMOSの悪い癖で車窓をとると電信柱が斜めに傾いて写るので、入手後しばらくはほっぽらかしていた。それを時間もできたので本気で使ってみたら、軽く、バッテリーが長持ちし、何よりも画質が良いのにびっくり、今回はちょっとしたメモ用にと持参することにした。画質については、当初は、テレビとはSDの接続端子しかついていないので、良さはわからなかったのだが、MPEG4のファイルを万能コーデック編集機=EDIUSに読込み、編集してブルーレイに書き出して見て初めてHDの綺麗な画が撮影できることがわかったのだ(この上の機種はHDMI端子がついている)。
 そんな訳で、動画のメモ取りには最適な道具とわかり、最近は毎日持ち歩いている。願わくば、これにヘッドフォン端子がついていると、本当に動画ICレコーダとして使えるのだけれど。

2010年4月21日(水)
クラウド仕事術
 放送業界ではリモコン雲台をビジネスを展開しているカナリアの岡田充弘氏から『クラウド仕事術』(明日香出版社・本体1500円)なる著書を送っていただいた。同氏とは、2年ほど前、当社のNABツアーに参加していただいたのをきっかけに知り合い親交が始まった。現在使っているモバイルパソコンも、同氏にチューンナップしていただいた。前向きに精力的に仕事をされる方で、勉強になることが多い。
 ウインドウズCEとPHSからの10年来のモバイル仕事派である小生には、最初から最後まで、全くその通りの納得のできる内容であり、一気に読んでしまった。特に出版業界はクラウドコンピューティング環境に適した業界であり、メーカーのパンフレット制作等を出張先から印刷所に直接送って短期間で仕上げた時代もあった。しかし、当社のように未だに鉛筆書き、メールは読めるが返事を書けない老いぼれ記者が3人も居すわっている環境では、仕事量が10倍以上も差が出てしまい、へたれ老人を見ているだけで、ストレスだけが溜まってしまう。この本を読んで、内容は面白いのだが、個人的に、どうメリットを切り出せばよいのか悩んでしまった。
 それと、『残業ゼロ、時間と場所に縛られない』というのは、裏を返せば、どこでも、いつでも仕事をしなければならないこと。昔は、海外、特にラスベガスやアムステルダムで寝る間も惜しんで原稿を書いて、なかなかつながらない電話のアクセスポイント(ピーカンカンが懐かしい)をいくつも切り換えて必死で原稿を送っていたが、LAN環境が整備され接続ストレスがなくなったのに、その頃のファイトもスタミナもなくなってしまったのが残念だ。

2010年4月20日(火)
スカパーのワールドカップ3D放送
 スカパーJSATとソニーのワールドカップの3D放送の発表に、お茶の水のサッカーミュージアムに行く。実は、こんなミュージアムがあることは知らなかった。通りにはサッカー通りという名前までついている。
 サッカーは、子供の頃、どこかのテレビ局で田舎の高校を舞台に不良少年をサッカーで更生させる安物のスポコンドラマを見て以来、不良のスポーツというイメージがトラウマとなり離れず、未だに選手を見ても街のゴロツキみたいな風貌がなじめず、好きになれない。
 発表は、6月11日に開幕する『2010FIFAワールドカップ南アフリカ』の日本対オランダ戦および決勝戦の生中継を含む計25試合の放送を、ソニーを冠スポンサーとして《Sony Presents『2010FIFAワールドカップ南アフリカ3D》として、本年6月19日からスカパー!HDおよびスカパー!光で3D放送するというもの。今回3D放送は、スカパー!で新たに放送を開始する3D専門チャンネル『スカチャン3D169』での放送となり、チャンネル、パック・セット等の契約により無料で視聴できる。
 また、この3D放送に使用される映像は、オフィシャルFIFAパートナーであるソニーがFIFAとの共同で3D映像化するもので、撮影・制作は、スイスの制作会社『ホスト・ブロードキャスト・サービス社』が担当、カメラや中継車などを始めとするソニー製3D対応放送業務用機器が使用される。なお、中継は7式の3D撮影用Rigを使用して2Dとは異なる3Dならではのカメラポジションで行われるというもの。放送時点で、どれほどの3Dテレビが普及しているか疑問で、サッカーは3Dになっても個人的にはみないだろうけど頑張ってほしい。
 なお、ワールドカップの3D放送は、米国、韓国、スペインでも行われるという。 

2010年4月19日(月)
LUMIX GF−1
 歳のせいか海外出張の疲れが中々とれない。まして、砂漠から帰ったら東京は冬のような寒さ、雪までちらついてすっかり体調を崩してしまった。
 今日は3カ月に一度の定期検査の日。ラスベガスで散々飲み食いした後の血液検査は、結果が恐ろしい。武蔵境の日赤で大量5本の試験管に血液をとられた。結果は金曜日のお楽しみ。首を洗っていなければ…。
 武蔵境から中央線で会社に向かう。途中、中野駅で条件反射で下車、ぺこちゃんカメラ(フジヤカメラ)に足が自然に向かっていく。新品同様のフォーサーズのデジタル一眼GF1が、20mmF1.7の大口径パンケーキレンズ付きでGoProカメラの会場価格2台分とちょっとで出ていた。NABでGoProのカメラは買おうか買うまいか本当に迷って、連日ブースに立ち寄ったが、どうしても最後の一歩が踏み出せなかった。そのフラストレーションからか、GF1を迷うことなく衝動買いしてしまった。結果から言えば、GoProとは比べ物にならない高性能カメラと素晴らしいレンズが手に入った訳で、NABで我慢して良かった。早速、試し取りしながら会社に向かったが、明るい固定焦点レンズの描写は素晴らしい。アウトフォーカスのボケが何とも言えない。720/60Pの動画も、TZ7のAVCHDライトとは次元の違う映像だ。3Dカメラの強力なライバルが出現した。これから、どちらを持ち歩こうか。

2010年4月11日(日)〜16日(金)
NAB2010取材レポート
4月11日(日) ラスベガスへ出発…
 今年もNABがやってきた。初めてNABを取材したのが28才、1ドル240円の時代、今年58才になるので30周年になるということか。この間、5回位行っていないけれど、それを差し引いても25回も来ていることになる。最近、NABにきても中々感動できない原因はこの辺にあるのかもしれない。
 例年だと、1日余裕を見て土曜日発だけど、景気の低迷は放送業界紙にも容赦なく襲ってきており、少しでも経費節減ということで余裕無しの日曜日出発に変更。今回は総勢9名の出発となった。今回選択した航空会社はシンガポール航空、成田発18:45とかなり遅い出発。家を14時頃出れば十分間に合うけれど、家内のいつまでゴロゴロしているという目つきに超余裕を見て13時過ぎに出発、途中何回かお茶をしながら日暮里で西ちゃんと待ち合わせてスカイライナーで成田空港へ。集合時間にはメンバーも揃い、5時過ぎには居酒屋で恒例の結団式、生ビールで乾杯、芋焼酎で懇親を済ませ各自出発ゲートへ。所がこれが一番端のゲートで遠いこと遠いこと、それでもオンタイムで出発、機内は満員、機内食は夕食の牛丼はカルビ丼といった出来でナイス、朝食の焼きそばは選択NG、定刻30分前にはロスに到着、入国審査もスムースに進み30分後には全員カリフォルニアに地を踏んでいた。ロスでは国際線ターミナルから、USエアーのターミナル1まで約20分のお散歩、乗り継ぎのUSエアーもオンタイムで18時過ぎには、今回の宿であるストリップのど真ん中、インペリアルパレスに到着した。
 夕食は全員で、インペリアルパレス5階のアジアンレストラン『ジンセン3』へ。MGM裏の韓国焼き肉屋ジンセンバーベキューの姉妹店らしく、韓国、中国、日本と豊富なメニューが揃っている。ここで、たびの疲れを韓国・中国・日本料理と韓国ビール、焼酎で癒し、食後はフォーラムショップ、噴水ショーとお散歩、長い1日が終了した。

4月12日(月) 今日は怒濤のスケジュール…

 
 
 7時半にメンバー全員ロビーに集合して、NAB会場であるラスベガスコンベンションセンターへ出発。タクシーかモノレールが迷ったが、時間の確実なモノレールを選択。初日の朝はさすがにモノレールは混んでいたが、ホテルから10分のロケーションは便利だ。早起きしたかいがありあっと言う間にレジストレーションも終了、サウスホール入口のカフェで朝食をとりながら9時の会場を待つ。
 今日、最初のスケジュールはサウスホール2階の一番奥のミーティングルームで行っているNTTエレクトロニクスの1チップマルチデコーダーLSIのデモ。メンバー全員で見に行くが、一番奥のため入口から急いでも10分はかかる。同LSIは、H・264/AVC4:2:2 10ビット(AVC−Intra 100/50に対応)およびMPEG−2 4:2:2をデコード可能なマルチスタンダード・シングルチップLSIで、製品化に先行して、FPGA版を披露したもの。



 次のアポは11時のソニー、サウスホールからセントラルホールに到着するとマックレイのM氏に遭遇、面白いカメラがあるとレジストレーションスペース裏の“GoPro”のブースに連れて行かれる。ものはチープな外観のフルHDカメラ。ワイドの固定焦点レンズ、SDHCカード記録、防水仕様で約300ドル。会場で特価200ドルで販売していおり、既に長い行列ができている。M氏に散々購入を進められ、一瞬心が動いたが、つい数日前にソニーの超小型HDカメラbloggieを手に入れたばかりなので、ここは踏みとどまる。しかし、中々の画質だし、2台使ってのステレオ映像も面白かった(買おうか買うまいか毎日悩んでブースを覗いてしまいました)。

 

 11時からはソニーのプレス向けブースツアー、まずはミーティングルームでレクチャーを受けて、NAB最大のソニーブースのツアーに同行するが、途中顔見知りの各国のソニーのスタッフにお会いし、なかなかツアーに追いついていけない。東欧・北欧でお世話になったM氏は現在インドに駐在し韓国でお世話になったS氏は香港の総経理になっており、TVBの取材をアレンジしていただけるという約束をしていただいた。東洋最大規模のファイルベース放送局をぜひ見てみたい。ブースのメインは3Dで、中でもオール・モバイル・ビデオ社から受注したという大型3D中継車は壮観だった。

 

 プレスセンターに戻り、メールチエックと昼食を慌ただしく済ませて、13時からはソニーのミーティングルームで本多さん、山下さんにXDCAMの新たな展開についてインタビュー。今後のロードマップとして、4層128GBのプロフエッショナルディスクが登場。さらに転送レートも75Mbpsと早くなった。このアプリケーションとして、アーカイブシステムが発表された。大容量化・高速化となると、てっきり10ビット記録に走るかと思ったが、ソニー曰くメモリーが大容量化する中で、ディスクの大容量化も課題であったとのこと。でも、XDCAMが制作フォーマットとして発展していくには、10ビット化の回答も示して欲しかった。
 続いて14時からはテクトロニクスのインタビューの予定だったが、ブースに行くと15時からではとの返事。広報のAさんからの確認メールを見せると申し訳ないとなったのだけど、見事にダブルブッキング。明日の13時にアポを取り直して、次の目的地のサウスホールまで、ブラブラとブースを見ながら向かう。



 15時からはグラスバレーのマーケティング&テクノロジー部門バイスプレジデントのレイ・バルドック氏のインタビュー。グラスバレーは、ソニー、パナソニックに次いで3番目の規模のブースを出展した。同社のブースも、他社と同様3Dシステム一色。バルドック氏曰く、カメラ、スイッチャーから送出、配信システムまで、当社のシステムは何ら手を加えることなくステレオ3Dシステムに対応するのを示したとのこと。同社の今回のNABへの取り組み、今後の展開についてお話をお聞きした。

 

 グラスバレーでは、ワンソース・マルチユースの重要なツールとなるメディアフェーズも取材。今回、送出オートメーションシステムのイグナイトからこの部分が独立してネットワークベースで色々な使い方ができるようになった。最後に、広報担当のデニースさんと記念撮影、年々若返っているようなきがする。しかも顔の大きさがぜんぜん違う。これはワイドレンズのパースのせいだけでもなさそうだ。



 余裕を見ては、ブースを見て回り、本日最後の取材は18時からのアンバーフィン、ここまでくると明らかにファィルベースの第一人者・ブルース・デブリン氏(左から二人目)との記念写真にも疲れが出ているから恐ろしい。iCRの新機能を見せていただくが、動き補正付きのクロスコンバート機能は素晴らしい。ワールドカップで活躍しそうだ。
 続いて会場に隣接するルネッサンスホテルで開かれているスネル&ウイルコックス社のパーティに顔を出し、最後はバリーズホテル地下のお寿司屋さん“一番”でカリフォルニアワインで一杯やって長い一日が終了した。

4月13日(火) ブース取材のメインの日…




 朝8時にホテルを出てプレスセンターに向かう。今日は13時までインタビュー等の予定はないので、それまでブース取材を行うこととする。まずは、昨日大混雑で写真どころではなかったソニーブースへ。ワールドカップの3D収録のメイン機材となるHDボックスカメラと光変換アダプターを組み込んだRigを撮影。
 
 

 ブースを見て回って感じるのは、猫も杓子も3Dに関する何らかのシステムを展示していること。ステレオスコーピック3Dは原理的には単純なだけに対応がし易いのだろう。一方、インジェストのカメラの分野では一昨年、昨年と話題の中心だったRED ONEが影をひそめ、EOS5DUや7Dに代表される動画一眼レフ関係のアクセサリーの展示が沢山あったこと。この分野は定着しそうな勢いだ。IDXのブースでは、プレイマジックのPCベースのコントローラにサムネイル表示機能がついたり、NASストレージが着いたり、着実にアップグレードしていた。



 朋栄のブースでは、革新的なファイルシステムのLTO−5ドライブを搭載し、記録メディアとして圧倒的な記録容量を提供するビデオアーカイブレコーダ『LTR−100HS』が人気を集めていたが、国内発表から僅かの時間で、カートリッジのバーコードを読み込むと中のアーカイブ素材のサムネイルやメタデータ、プロキシ映像等が表示されるという便利な機能が追加されていた。ファイルフォーマットが現在はXDCAMに限定されているが、この辺が拡大されると強力なアーカイブシステムになりそうだ。



 パナソニックは、先に発表した世界初の二眼式ステレオ3Dカメラレコーダー一色の展示ブースの中で、フォーサーズのAVCCAMのモックアップが注目された。昨年末、門真で下水流BU長と飲んだ席で、いつまでもREDや動画一眼をだまってみていないと語っていたが、その第一弾ということか。今回はAVCCAMだけど1080/60iに対応しているので、GH−1とは違う画像処理エンジンを持っているようだ。PLマウントアダプタ等も用意されており、次のP2HDの展開も期待される。



 13時に昨日ダブルブッキングしていたテクトロニクスのゼネラルマネージャーのエビン・ジェンキンス氏にインタビュー取材。3G対応、QOS、ラウドネス等についてお話を聞く。デジタル放送になって、CMの音量規制の問題は世界共通のようで、ラウドネスの時系列の測定といったシステムが必要となっているようだ。



 16時からはローランドの日本のプレス向け発表会。発表されたHDライブスイッチャーは、これまでの同社の製品ラインナップをみれば、当然出るべくして出た製品。モニター内蔵というのは、レガシーな放送機器メーカーでは絶対に商品化されないだろう。



 時間もなくなってきたので、セントラルの未踏ゾーンを歩いていると、突然声をかけられる。振り返ると、中国の国際精華の呉総経理がブースを構えている。以前からNABに出展したいという意向は聞いていたが、ついに実現した。

 
○ずらっと並んだHDカメラレコーダとスタジオ機。スタジオ機にはP2HDのスロットも装備され、P2の編集も可能。

 同社のE2HDシステムは、iVDRを記録メディアに使用した取材システム。既に中国では数百台が稼働している。お話をお聞きすると、先のバンクーバーオリンピックでも、中国国営放送CCTVが30台を現地に持ち込み、収録、編集、送出に使用したという。呉さんとは、まだビザが必要だった頃の中国でCCTVのマスターまで取材させていただいて以来10年来の親交があるが、今更ながらE2HDにかける情熱には頭が下がる。



 呉さんと別れて、タクシーでハードロックカフェホテルに向かい、ソニーの日本人記者懇談会に出席。ソニーはいつもはバリーズホテルを拠点としているが、ミーティングルームが改装中とのことで、今回はハードロックになったという。タクシーしか交通機関がないのが不便だ。今日の最後のミーティングは、シーザースパレスの高級寿司店“すし六”。ここの寿司は日本より美味しいが、値段も高い。きれいなお姉さんの言いなりで大吟醸純米の“磯自慢”を頼んだら、素晴らしく美味しかったがメニューを見たら4合瓶で120ドル、美味しい訳がわかった。

4月14日(水) 3Dカメラでグランドキヤニオン撮影…



 最近は情報化社会の進展で、会場を歩き回らなくてもPCに情報が飛び込んでくる。単に出展情報を書くのなら東京に居た方が効率的かもしれない。それよりも、ラスベガスにいったら、それなりの事をしなければならない。今回のNAB行きの一番の目的は、お気に入りの3Dカメラでのグランドキャニオンの撮影。言わば、今日がハイライトというわけ。幸い、朝5時にホテルを出て、12時にはホテルに戻れるという効率的なツアーがある。価格289ドルはちと高いけど。

 

 ホテルから30分程でツアー会社の専用空港へ到着。ここで体重を計られ座席が決定。双発高翼の飛行機は快適で、ストリップの上空からフーバーダム、やがて大峡谷へと飛行し、約50分でグランドキャニオン空港に到着。この間の窓からの景色は圧巻で居眠りする暇もない。



 以前、ルート66に寄りながらグランドキャニオンに行ったことがあり、これはこれで良かったが、1日がかりだった。飛行機も快適で短時間でグランドキャニオンツアーが楽しめるのでメリットがある。



 グランドキャニオンでは、2カ所のビューポイントを回ったが、十分な時間がなく以前の陸路ツアーほど満足度は高くない。しかし、目的の3D撮影はそれなりに楽しめた。

 予定通りお昼にはホテルに到着。着替えてNAB会場に向かい最後の取材へ。プレスセンターに行くと、3日目なのに入場者の集計が出ていた。総入場者が約6千人増加の8万8044人、内アメリカ国外からが2万3900人(156カ国)、プレス関係者が1153人。来年は4月12日から15日の4日間、展示会が開催される。

 

 今回のNABを見ると、全体的にはとにかくステレオ3Dの花盛りで、Xpolのモニター屋さんや眼鏡屋さんは笑いが止まらなかったのではないかと思うほど。しかし、これがビジネスにどうつながるのだろうかと考えると答えは難しい。客寄せパンダは、希少だから客寄せになるので、そこら中に居たら客寄せにならなくなってしまう。だからといって、ステレオ3Dがワークホースとは、とても思えない。
 一方で、業界でのデフレスパイラルの加速は歯止めがきかない。遂にキヤノンから4:2:2のパームタイプのカメラが登場した。これまでは、安いけど4:2:0、4:1:1といった、それなりの妥協があったが、この分野の4:2:2の出現の意味は大きい。ノンリニア編集機器メーカーも直ちに対応した。
 デフレスパイラルという意味では、ダビンチのMac版ソフトも1000ドルを割る価格で登場した。カラーグレーディングという、ハイエンドビジネスの垣根が、これでなくなってしまうかもしれない。
 余り心ときめくものはなかったが、これで今回のNAB取材も終了。こうなったら来年のNABは、せっかくラスベガスにいくのだから、いよいよ禁断の“エリア51”と、UFOにさらわれた体験者の住む街の探訪ツアーでも組んで盛り上げようかと真剣に考えている。賛同者はぜひご一報を…。

4月15日(木)〜16日(金) 帰国の途へ…。
 あっと言う間にNAB取材も終了。帰りの国内線は切り込みでとれなかったので、米国の国内線専門優良会社サウスウエスト航空のプレミアチケットでロサンゼルスへ。この航空会社、座席が決まっておらず、先着順に好きな席に座れる。ロスでは、荷物をピックアップし、国際線までテクテクお散歩。ロスの空港で久しぶりに食べたラーメンは美味しかった。
 帰りのシンガポール航空は空いていて、通路側、隣は空席は楽だ。全員無事にオンタイムで成田到着、お疲れさまでした。

2010年4月9日(金)
ソニービジネスソリューション・花谷社長インタビュー
 ソニー鰍ヘ、ネットワーク環境の進展など、情報通信技術が発展する中で多様化する顧客ニーズに応えるべく、国内の法人向けのシステムソリューション事業、およびサービス事業の強化のため、4月1日付けで、『ソニービジネスソリューション梶xを発足した。以前から、同社の代表取締役社長に就任した花谷慎二氏にインタビューをお願いしていたが、数日前に朝9時なら時間が取れるとのとの連絡をいただいた。
 年のせいか早起きはぜんぜんつらくないが、いつも9時に自宅を出ている身としては満員電車に乗り慣れていない。乗り慣れない電車で痴漢に間違われてもつまらないので2時間前に家を出て、保谷始発の各駅停車に10分前から並んで座って池袋へ。ところがする。新大塚で人身事故で山手線がストップ、湘南ラインも止まっていると言う。振り替えの地下鉄丸ノ内線の改札前は大混雑。どうしようかと悩んでいる内に、山手線が動きだしたとアナウンス。それならばと、取り敢えず埼京線のホームに行くとストップしてガラガラの湘南ラインの電車が止まっている。しかも、まもなく動くとのアナウンス。これはラッキーと乗車、大崎まではガラガラ電車で到着。こういう時は、日頃の行いの善さが報われる?。大崎から品川までの一駅満員電車で我慢して10分前に無事ソニーの受付に到着した。
 実は、花谷氏には、とんでもないつながりがあり、ある時お酒を飲みながら昔話をしていたら、先輩に“園まり”がいると言うことから、練馬の開進第四小学校・中学校のこちらが1年先輩、と言うことがわかり、昔話に花が咲いた。最後に、NABにはいつからと聞くと、今年は新会社を立ち上げたばかりでいかないとのこと。
 さて、インタビューでは、会社設立の背景、取り組み等、今後の展開等について、お話を伺った。詳細は、6月号に掲載したい。
 インタビューを終えて、せっかく高輪オフィスにいったので、ソニーマーケティングの広報のT氏とお茶を飲みながら情報交換、その後会社に戻り、NAB出張に向けてのもろもろの準備、見込み原稿を書き上げる。 

2010年4月8日(木)
歌舞伎座カウントダウン
 会社への最寄り駅は日比谷線の“東銀座”なんだけど、ここは改札階から地上にでるのにエスカレーターもエレベータもなく、おまけにお年寄りが多いことから、時間によっては階段が長蛇の列で、急いでいる時はストレスがたまる。そんな訳で、いつも銀座駅から歩いているが、会社に行く途中の最近歌舞伎座の回りの人だかりが日増しに増している。
 毎日見ていると、いまさら写真を撮ろうとも思わないが、今月一杯で閉館して建て直しと聞くと、1枚ぐらい撮っておこうかと、カメラを持ち出して近づいてみると、正面玄関の横にカウントダウンの看板が立っていた。この数字が減ると共に人出が増えていくのだろう。 

2010年4月4日(日)
ウインドウズ7とピナクルスタジオHD
 アビッドから民生用のノンリニア編集ソフト・ピナクルスタジオHDバージョン14がリリースされたので評価版を送っていただいた。資料によると、米国では民生用シェアNo1のソフトウェアだという。インストールにあたって、PCのOSを遅ればせながらウインドウズ7にバージョンアップした。実は、ウインドウズ7の発売と同時に手に入れていたのだが、その頃は原稿に追われていて、バージョンアップ作業を行う時間がなく、その内ディスクは模型とカメラの山に埋もれてしまい、すっかり忘れていた。
 それが先日、近所のビデオマニアの老人に編集ソフトの使い方を教えに行ったおり、ウインドウズ7の軽快さを実感し、自分も買っていたことを思い出し、意を決してバージョンアップを行った。ビスタとは次元の違う軽快さ、また今や亡きワープロソフトのOASYSも引き続き使えることが分かり満足している。
 さて、ピナクルスタジオHD、日頃使っているファィナルカットやEDIUSとは全く使い勝手が違う。ファィナルカットやEDIUSは、カットを呼び出しトリムを行って、タイムラインに並べていくが、ピナクルは、まずはカットを全て並べた後、トリムのツールやエフェクトのツールを使って仕上げていく。使いこなすには、時間がかかりそうだが、エフェクトツールが非常に充実しており、今後も使っていきたい。

2010年4月3日(土)
恒例のお花見会
 毎年恒例の、母校のPTAの同期のおじさん、おばさんが集まってのお花見会、今年は、京王井の頭線の“浜田山”駅に14時集合で、神田川沿いの名所スポットでの開催となった。浜田山に向かう前に、まずは吉祥寺の日本旅行に立ち寄り、エコポイントを旅行券に引き換え。昼頃行ったら、歩道に成蹊大の袋を持った着慣れないスーツ姿の学生が横一列で歩いており邪魔で仕方ない。大学の入学式でもあったのか…。他の歩行者の迷惑を全く考えていないのは躾けがなっていないと腹が立つのは歳をとったせいか。日本の将来が危ぶまれる。ラーメン屋で昼食をとり、麦焼酎のワンカップ、揚げたての肉団子等を仕入れて浜田山へ向かう。

 

 浜田山でメンバー集合、駅前の有名な松阪牛屋さんでローストビーフの切り落とし、酒屋さんでビール、日本酒を仕入れて目指す神田川沿いの“桜のスポット”へ向かう。途中、三井が造成した高級マンション群を抜けるが、豪華というかグロテスクというか、中国の上海や北京近郊の金満家対象のマンション群を連想させる。こういう所も、数十年たつとスラムと化すのだろうかと心配になる。
 さて、神田川沿いの桜、昨年の久我山あたりは若い木が多かったが、こちらは古木が多く見応えがある。30分程歩いたところで、ラッキーなことに大木の下のテーブルのあるベンチを確保できた。早速、仕入れてきたつまみを広げ、アルコールを出して酒宴がスタート。井の頭公園と違って人でもそれほどてなく、満開の桜を堪能できた。4時過ぎに店じまいし、吉祥寺に戻り、そば屋に橋余を替えて2次回スタート。充実した1日をすごすことができた。

2010年4月2日(金)
トムソン・カノープスNAB説明会
 T記者と、トムソン・カノープスが14時から開催したNAB説明会を取材に行く。同社は、NABにソニー、パナソニックに継ぐ、3番目の規模のブースを出展するという。新製品としては、EDIUS PRO5のバージョンアップ、T2サーバーのアップデートパッケージSP1、SP2、オプション・パック、そしてEDIUSワークグループサーバーのレベル5およびEWGS−DLS。広報のスミスさんのワンマンショーで、各新製品の概要が説明された。



 また、EDIUS PRO5.5のデモも行われ、ソニーのNXCAM、パナソニックのAVCCAM、さらにパナソニックでデジタル一眼、ソニーのコンデジのAVCHD、キャノンの民生用AVCHDの素材の混在編集が、最新の12コア相当のi7CPUを搭載したプラットフォームを使用してデモされた。

2010年4月1日(木)
保谷駅の桜
 毎年、桜のシーズンになると楽しみなのが、通勤途上の西武池袋線の保谷駅の桜。ところが、今年は上りのホームが新しくできたため様相が一変してしまった。例年は、線路越しに眺められたのが、ホームの後方に、それも工事用のフェンス越し、それでも切り倒されなかったのを良しとしなければならないのか。


 
プロフィール
東京生まれの東京育ち。
団塊の世代を絶えず観察しながら育った次の世代。
カメラと鉄道模型と食玩とHDノンリニア編集機と一人旅が大好き。
人に命令されるのが大嫌い。
2インチスーパーハイバンド時代から、最新のAVC−Iまで語れる唯一の業界記者。



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